京都 町家

京町家の町並みを守ろうと、京都市中京区の明倫自治連合会まちづくり委員会が、エアコンの室外機を格子状の囲いで覆う取り組みを進めている。市景観・まちづくりセンター(下京区)の「京町家まちづくりファンド」を活用して二十三台に置く予定で、委員会は「さらに活動を広げたい」としている。
 
囲いは、右京区京北町の杉の間伐材を利用し、べんがらを塗った。高さ八十五-九十センチ、奥行き六十五-七十センチ、幅八十五-九十センチと、室外機がすっぽり隠れる大きさだ。
 
二十八日は、委員会のメンバーらが見守るなか、大工が道路に面した町屋のひさしに上がって、室外機の三方に囲いを設置すると、べんがら格子になじむ風景になった。
 
明倫学区約二二・二ヘクタールには町家が約三百軒ある。今回、委員会の呼びかけに十三軒が応じた。センターの京町家改修助成モデル事業に選ばれ、京町家まちづくりファンドから工事費の二分の一の助成を得た。
 
委員会事務局の河野泰さん(61)は「囲いの大きさをある程度規格化した。ほかの地域にも活用できる取り組みにしたい」と話している。

                    京都新聞【2008年5月29日掲載】